デスクトップパソコンの予算の決め方と相場は?予算別の選び方や安く買う方法を解説
デスクトップパソコンの価格は用途やスペックで大きく変わるため「どれくらいの予算が妥当か」と迷う方は少なくありません。
本記事では予算の決め方から価格帯ごとの選び方、コストを抑える具体的な方法まで、購入前に知っておきたい情報を解説します。
デスクトップパソコンの予算の決め方
デスクトップパソコンの予算を決める際、「安いほどお得」「高いほど安心感がある」と考えがちです。
しかし、価格だけを基準にすると必要なスペックを満たせないことや、使い切れない高性能モデルを購入してしまうことがあります。
適切な予算を設定するには、用途から必要スペックを確認し、メーカーを選定する順序で検討を進めることが重要です。ここで、予算設定の流れを押さえていきましょう。
用途を考える
まず明確にすべきは、パソコンの使用用途です。用途によって必要な性能が大きく異なるため、曖昧にしたまま購入すると後悔につながります。
Web閲覧や文書作成、動画視聴などの日常的な作業では、標準的なスペックで十分対応できます。
ビジネス用途でOffice作業やメール、Web会議を行う場合は、やや余裕のあるスペックを選ぶと快適に作業を進められるでしょう。
画像編集や動画編集を行う場合は、高性能なCPUと十分なメモリ、高速なストレージが必要です。
ゲームや3Dモデリングなど負荷の高い作業には、高性能GPUを搭載したハイスペックモデルが求められます。
複数の用途がある場合は、負荷が高い作業を基準にスペックを決めると失敗しづらいです。
用途に合うスペックを検討する
用途が決まったら、それに見合うスペックを具体的に検討していきましょう。
デスクトップパソコンの性能を左右する主要なパーツは、CPUとメモリ、ストレージの3つです。
CPUはパソコンの頭脳に相当するパーツで、処理速度を大きく左右します。
一般的な事務作業であればCore i3やRyzen 3クラスで対応できますが、動画編集やゲームにはCore i5やi7以上が推奨されます。
メモリは同時処理できるデータ量を決めるパーツです。
Web閲覧や文書作成なら8GBで対応できますが、複数のアプリを同時に使う業務用途では16GB以上を選ぶと快適に作業できます。
ストレージはデータを保存する場所で、SSDとHDDの2種類があります。
SSDはHDDよりも読み書きが速く、起動や動作がスムーズになるため、現在はSSD搭載モデルが主流です。
予算に合うメーカーを選ぶ
必要なスペックが決まったら、予算に合うメーカーを選定します。
同じスペックでもメーカーによって価格やサポート体制が異なるため、自分の優先事項を整理しておくことが大切です。
国内メーカーのNECや富士通は手厚いサポートが特徴で、初心者やトラブル対応を重視する方に向いています。
海外メーカーのDellやLenovo、HPはコストパフォーマンスに優れ、同じ予算でより高いスペックを得られることがあるでしょう。
BTOメーカーは、パーツごとにカスタマイズできる点が魅力で、用途に合った構成を選びやすくなっています。
法人向けには大量導入に対応できる体制が整ったメーカーを選ぶとスムーズです。
デスクトップパソコンの予算相場
デスクトップパソコンの価格相場を把握しておくと、自分の予算が市場でどの位置にあるかが判断できます。
新品と中古では価格帯が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
新品のデスクトップパソコンは、50,000〜300,000円以上まで幅広い価格帯で販売されています。
50,000〜150,000円が標準的で、50,000円以下は軽作業向け、80,000〜150,000円はビジネス用途まで幅広く対応可能です。
中古ならCore i5搭載でメモリ8GB、SSD 256GBクラスのビジネス向けモデルが30,000円〜50,000円程度で取引されています。
企業からのリース終了品などが市場に出回っており、状態のよい高性能モデルを手頃な価格で入手できる可能性があります。
同等スペックの新品は80,000円前後が相場のため、中古を選ぶことで大幅なコスト削減が可能です。
ただし、中古パソコンは販売店によって品質管理のレベルが異なります。動作確認やデータ消去、保証内容をしっかり確認したうえで購入先を選ぶことが重要です。
私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、行政機関や大企業から回収したビジネス向けPCを中心に、新品の半額以下で購入できるモデルを多数取り揃えています。
中古パソコンの問屋として大量仕入れを行い、自社ECサイトで販売しているため、中間マージンを削減して低価格で提供可能です。
予算を抑えながらも実用的なスペックのパソコンをお探しの方は、ぜひ中古パソコン直販の豊富なラインナップをご覧ください。
デスクトップパソコンの予算別の選び方
予算によって選べるスペックは大きく変わります。ここでは、3つの価格帯に分けて、それぞれで期待できる性能と向いている用途を解説します。
5〜8万円のエントリークラス
低価格帯は、初めて購入する方や、限られた予算で導入を進めたい法人に適した価格帯です。
スペックの目安は、CPUがCore i3またはRyzen 3クラスでメモリが8GB、ストレージがSSD 256GB程度です。
Web閲覧やメール、文書作成や動画視聴などの日常的な作業に対応でき、Officeソフトを使った事務作業も快適に行えます。
ただし、複数のアプリを同時に立ち上げる作業、画像や動画の編集にはスペックが不足する場合があります。
将来的に用途が広がる可能性がある方は、もう一段上の価格帯も検討するとよいでしょう。
8〜15万円のミドルレンジ
中価格帯はコストパフォーマンスに優れ、日常用途から中程度の負荷がかかる作業まで幅広く対応でき、長期間にわたって快適に使用できます。
スペックの目安は、CPUがCore i5またはRyzen 5クラスでメモリが16GB、ストレージがSSD 512GB程度です。
ビジネス用途全般やWeb会議、軽い動画編集などにも対応でき、アプリを同時使用しても作業効率を落とさずに業務を進められます。
法人で社員用パソコンを導入する場合、この価格帯を基準にすると多くのニーズをカバーできるでしょう。
過剰投資を避けつつ、必要十分な性能を確保できる点で、よくバランスの取れた選択肢です。
15万円超えのハイスペックモデル
高価格帯では、高度な処理能力が求められる専門的な作業に対応できるモデルが選べます。
スペックの目安は、CPUがCore i7以上またはRyzen 7以上でメモリが32GB以上、ストレージがSSD 1TB以上です。
高性能グラフィックボードを搭載したモデルも選択可能で、4K動画の編集や3Dモデリング、高画質でのPCゲームや大規模なデータ処理などに適しています。
クリエイターやエンジニアなど、専門職の方が業務効率を重視して選ぶケースがある価格帯です。
ただし、一般的な事務作業やWeb閲覧が主な用途だと、オーバースペックとなる可能性があります。
用途に対して過剰な性能は無駄な出費につながるため、必要な性能なのかを見極めることが大切です。
予算内で適したデスクトップパソコンを購入するためのポイント
限られた予算で満足度の高いパソコンを手に入れるには、総合的な視点での判断が重要です。ここでは、予算内で後悔しない選び方のポイントを解説します。
コストパフォーマンスを考慮する
単に安いモデルを選ぶのではなく、価格と性能のバランスを見極めることが大切です。
初期費用を抑えても、スペック不足で買い替えが必要になれば、結果的にコストが増えてしまいます。
コストパフォーマンスを高めるためには、自分の用途に合った性能を選ぶことがポイントです。
使わない機能や過剰なスペックにお金をかけるよりも、実際に使う部分に予算を配分する方が賢い選択でしょう。
法人で複数台を導入する場合は、保守やサポート体制、故障時の対応なども含めたトータルコストでの判断が重要です。
将来的な拡張性を考慮する
デスクトップパソコンは、購入後にパーツを交換したり追加したりできる点が大きなメリットです。将来的な拡張性を考慮しておくと、長く使い続けられます。
拡張性を確認する際はメモリスロットに空きがあるか、SSDやHDDを追加できるスペースがあるか、電源ユニットの容量が十分かをチェックしておきましょう。
特にビジネス用途では、業務内容の変化で、より高い性能が必要になることも考えられます。
初期投資を抑えつつ、必要に応じてスペックアップできる構成を選んでおくと、長期的なコスト最適化につながります。
デスクトップパソコンを購入する際の注意点
デスクトップパソコンの購入時には、本体のスペックだけでなく、周辺環境も確認が必要です。
購入後に「追加費用が発生した」「設置できなかった」事態を避けるために、以下のポイントを事前にチェックしておきましょう。
必要な周辺機器を確認する
デスクトップパソコンは、本体だけでは使用できません。モニターやキーボード、マウスが別途必要となるケースがほとんどです。
ディスプレイを選ぶ際は、サイズや解像度、接続端子の種類を確認しておく必要があります。
キーボードやマウスは、接続方式が有線か無線かを検討し、用途に合った製品を選びましょう。
Web会議や動画視聴を行う場合は、スピーカーやヘッドセットも必要になることがあります。
本体価格だけでなく、周辺機器の費用も含めた総額を把握しておくことが大切です。
一部のメーカーでは、ディスプレイやキーボードがセットになったパッケージ製品も販売されているので、周辺機器の選定に迷う場合はセット製品を検討しましょう。
設置スペースを確保しておく
デスクトップパソコンの設置には一定のスペースが必要です。購入前に設置場所を決め、寸法を測りましょう。
本体のサイズはタワー型やスリム型、ミニPCなどがありタワー型は拡張性に優れていますが設置スペースを取り、スリム型やミニPCは省スペースですが拡張性は限定的です。
設置場所にケーブルを通すスペースがあるか、通気性の確保ができるかもチェックが必要です。
オフィスに複数台を導入する場合は、電源コンセントの数や配置も確認しておくと、設置時のトラブルを防げます。
デスクトップパソコンを安く買う方法
限られた予算でより高性能なパソコンを手に入れるには、購入方法やタイミングの工夫が有効です。
ここでは、デスクトップパソコンを安く購入するための具体的な方法を紹介します。
セールやキャンペーン時期を狙う
PCメーカーや家電量販店では、定期的にセールやキャンペーンが実施されています。
タイミングを狙うことで、通常価格よりも大幅に安い価格での購入が可能です。
決算期の3月や9月には在庫処分セールが行われやすく、ボーナス時期の6月や12月にはキャンペーンが増加する傾向にあります。
年末年始の12月から1月にかけては歳末セールや初売りが行われ、大幅値引きが期待できます。
また、新モデルが発売されるタイミングでは旧モデルの価格が下がるため、新しいモデルにこだわらない場合はお得に購入できるチャンスです。
メーカー直販サイトでは、会員限定のクーポンやポイント還元が受けられることもあります。購入前に複数のサイトを比較し、お得な条件を探すとよいでしょう。
補助金を活用する
法人や個人事業主がパソコンを導入する場合、国や自治体が実施する補助金制度を活用できる場合があります。
例えばIT導入補助金では、業務効率化につながるITツールの導入支援が行われており、対象ソフトとセットでパソコンを導入するケースが補助の対象となる場合があります。
対象要件や補助率、上限額などの補助金の内容は年度によって変わるため、新しい制度は公式サイトで確認しましょう。
また、補助金は事前申請が必要です。補助金を利用する際は、申請に必要な書類や手続きの流れを事前に確認しておくことが大切です。
どの設備やソフトウェアが対象になるのか、申請の締め切りや交付決定のタイミングなどは制度ごとに異なります。
具体的な要件や申請方法は、公式サイトや支援窓口で新しい情報を確認しましょう。申請には一定の準備期間が必要なため、早めに情報を収集しておくことをおすすめします。
中古品を購入する
中古パソコンは、コストを大幅に抑えられますが、いくつかの注意点があります。
まず、CPUの世代を確認しましょう。
Intel製CPUであれば第8世代以降のモデルを選ぶことで、Windows 11への対応が期待でき、処理性能も実用的なレベルを確保できます。
次に、外観の状態にも個体差があることを理解しておきましょう。
中古パソコンは前の使用者の扱い方によって、キーボードのテカリや筐体の小傷、塗装の剥がれなどが見られる場合があります。
多くの販売店ではAランク、Bランクのように外観のランク付けを行っているため、購入前に状態の説明をよく確認しましょう。
また、保証の有無によってリスクが大きく変わります。保証がない、または極端に短い場合、購入後に不具合が見つかっても自己負担での修理となる可能性があります。
30日以上の保証が付いている販売店を選ぶと、初期不良のリスクが抑制可能です。
データ消去も確認しましょう。前の利用者のデータがしっかり消去されているかどうかは、セキュリティ上の観点からとても重要なポイントです。
私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、全品ともNIST(米国標準)などの国際規格に準拠したデータ消去を実施し、専門スタッフによる動作検査とクリーニングを行っています。
保証制度も設けているため、中古パソコンの品質やセキュリティに不安をお持ちの方でも気兼ねなくお選びいただけます。
デスクトップパソコンを予算内でお得に購入したいとお考えの方も、ぜひ一度中古パソコン直販にお問い合わせください。
予算内で高コスパのデスクトップパソコンを買いたいなら
ここまで、デスクトップパソコンの予算の決め方から相場、安く買う方法までを解説してきました。
「中古パソコンも選択肢に入れたいが、どこで買えばよいのか」と迷っている方もいるかもしれません。
中古パソコンを選ぶ際に重要なのは価格、品質、保証のバランスが取れた信頼できる販売店を選ぶことです。
私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、IT機器リユース事業の実績をもとに、大企業などから回収したパソコンを徹底した品質管理のもとで販売しています。
全台にデータ消去や動作確認、クリーニングを行い品質基準をクリアするとともに、180日間の保証制度によって安さと高品質を両立した中古パソコンを提供するサービスです。
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