モバイルパソコンとノートパソコンの違いは？

モバイルパソコンとノートパソコンは、大きさや用途など明確な違いがあります。

しかしモバイルパソコンとノートパソコンはしばしば混同されており、何を基準に区別すればよいかわからず混乱している方もいるでしょう。

どちらがどの用途にあっているのか判断するには、区別ポイントを明確に整理する必要があります。

モバイルパソコンとノートパソコンの区別ポイントは以下の4つです。

• サイズ
• 重量
• 性能構成
• 用途

モバイルパソコンは14インチ以下の画面サイズで1kg程度のモデルが一般的であり、持ち運びを重視しているパソコンです。

一方、ノートパソコンは画面サイズ15インチ以上、重量は1.5kg程度のモデルが多く見られます。

両者の違いは性能構成や用途にも現れています。モバイルパソコンは軽量で、勉強や出張など外出先での使用に向いていることが特徴です。

ノートパソコンはモバイルパソコンに比べて画面が大きいため、動作が速く、作業が効率的でパフォーマンスに優れています。

モバイルパソコンは軽量でサイズも小さく、性能面もノートパソコンと異なります。それぞれの利点も欠点も理解し、性能と用途によって使い分けることが重要です。

モバイルパソコンとノートパソコンの詳しい特徴は後述します。

モバイルパソコンの特徴

モバイルパソコンには軽量という特徴があります。しかし具体的にどのような利点があるか、十分に活用できるか、迷っている方もいるでしょう。

モバイルパソコンは、外出しやすい方にとって有益な機器です。本章では、モバイルパソコンの特徴を、用途やメリットとあわせて具体的に説明します。

本体が軽い

モバイルパソコンは1kg程度の重量でとても軽く造られているため、外出時に持ち歩きやすい特徴があります。

例えば学生が図書室で勉強したり、ビジネスマンが外部で商談や会議を行ったりする際に使用しやすく、作業効率があがる機器といえるでしょう。

教室や会社にとどまらず外部でパソコンを利用する場合、重いノートパソコンや紙の資料を持ち運ばなくてよい点もメリットの一つです。

軽量だと落下による破損や耐久性に不安がありますが、カーボン素材を使用して軽量化と堅牢性を同時に実現しているモデルもあります。

かさばらない

モバイルパソコンは画面サイズ14インチと、大きさも抑えられています。A4サイズとほぼ同じ大きさであり、かさばらない特徴があります。

ディスプレイとともにキーボードの大きさも一般的なパソコンより抑えられており、厚さは1.5cm程度と薄型です。

荷物に入れても場所をとらないため収納性に優れており、持ち歩く際にストレスが少なく、外出時の負担を軽減することが可能です。

毎日パソコンを持ち歩く必要がある場合は、モバイルパソコンも選択肢の一つに加えるとよいでしょう。

ノートパソコンの特徴

ノートパソコンはモバイルパソコンに比べて、やや高額なモデルが多く見られます。一般的なノートパソコンの強みがわからず、価格差に納得できない読者もいるでしょう。

ノートパソコンは性能や画面の見やすさを重視する方に向いています。本章ではノートパソコンの特徴を、用途とあわせて、わかりやすく解説します。

性能構成が幅広い

ノートパソコンは性能や特徴が多く、用途によって選択する必要があります。

一般的な作業には高いスペックは必要ないと思われやすいですが、快適に作業するには高性能なパソコンも重要です。

ノートパソコンの主な性能は2つあります。

• 作業の環境が向上
• 通信やデータ処理が速い

事務的・技術的作業の環境向上、迅速な通信やデータ処理など、さまざまな性能が作業効率を高める効果があります。

ノートパソコンはモバイルパソコンに比べて大きな画面やキーボードで扱いやすく、CPUやメモリが大きいことが特徴です。

用途は多数のタブを開いて作業したり、文書作成やデータを効率的に処理したりするだけではありません。

動画編集やゲームプレイなど、動作をスムーズに実行したいときにノートパソコンは有用です。

画面サイズが選びやすい

ノートパソコンは画面サイズが選びやすいことも特徴の一つです。モバイルパソコンより画面が大きいノートパソコンの主な画面サイズは、以下の3つです。

• 15.6インチ
• 16インチ
• 17.3インチ

15.6インチはモバイルパソコンより画面が大きく、ノートパソコンのなかでは軽量のため、学習や事務仕事に向いています。

画面は見やすくテンキーも備え付けられているタイプが多く、社内の持ち歩きも容易であり、機能性と携帯性を持ちあわせたサイズです。

16インチは、携帯性を少し落としても機能的なパソコンを使用したい方に有用です。事務作業だけでなく、ゲームプレイもストレスなく行えます。

17.3インチは主に備え付けとして有効なノートパソコンです。デスクトップのパソコンを置く場所はないけれど、大きな画面のパソコンを使いたい方にあっているといえるでしょう。

視認性が高く、文字入力が必要な書類作成や画像編集・プログラミング作業など、細かい作業を効率的に行うことに向いています。

どのような作業を進めるのか、どのような使い方をするのか、自分の用途と照らし合わせて適切なサイズを選択しましょう。

どのように選べばよいか、購入前の確認ポイントは後述します。

モバイルパソコンとノートパソコンの用途に合う選び方

モバイルパソコンとノートパソコンの違いがわかっても、自分の用途と適切なモデルの関係が結びつかず、判断に困っている方もいるでしょう。

目的を明確にすれば、どの種類を選択すればよいか方向性がみえてきます。

本章では、外出しやすい業務・事務作業中心の業務・学生利用といった具体的なシーンごとに、適切な機器を説明します。

外出が続く業務の場合

外出が続く業務の場合はパソコンを持ち歩くことが前提となるため、携帯性が高いモバイルパソコンが適切です。

14インチであれば大きさはA4サイズ程度・重量も約1kgで、カバンにも入れやすく運びやすいため、外出しやすい業務に重宝します。

CPUがインテルCore i5以上・メモリが8GB以上であれば、動作が安定して作業自体もスムーズに進められます。

有線LANを搭載しているパソコンを選べば、WiFi環境がなくとも作業しやすいため有用です。

事務作業中心の業務の場合

事務作業中心の業務の場合は文字入力や文書作成などが中心で、高スペックは優先されません。求める機器は目的や用途によって変わってきます。

モバイルパソコン・ノートパソコンのどちらが適切か、以下の2つのポイントを踏まえて判断しましょう。

• 作業場所
• 作業効率

事務作業をするうえで重要なことは、どこで作業するかということです。

出張先やカフェなどで作業を行うなら軽量なモバイルパソコン、会社内で足りる場合は備え付けも可能なノートパソコンを選択します。

備え付けて作業するときは、17インチのような大きめのノートパソコンでも活用しやすいでしょう。

また、作業効率も重要なポイントです。画面が大きくキーボードが一体化していた方が作業効率はあがりますが、スペックや予算も考慮する必要があります。

高いスペックはあまり必要とされませんが、必要とされるスペックは達成しなければなりません。

効率よく作業するには、画面が15.6インチ以上のノートパソコンが挙げられ、メモリ16GB・CPU Corei5以上・Ryzen5以上が必要です。

学生が利用する場合

学生がパソコンを利用する場合は、課題の作成やオンライン授業の参加などが挙げられます。

文章作成や授業のみ動画閲覧を行うには高スペックでなくともよいですが、家や学校の内部で作業するか、外部で作業するかによっても選択が異なります。

屋外の作業時間が長ければ14インチ程度のモバイルパソコン、屋内で使用することが多ければ15.6インチ以上のノートパソコンが適切です。

論文やレポートを多数執筆して文書ファイルが重くなる場合、プライベートで動画鑑賞をする場合はメモリ16GB以上のパソコンを選びましょう。

モバイルパソコンとノートパソコン購入前の確認ポイント

モバイルパソコンとノートパソコンそれぞれの性能や画面サイズなど、購入前に確認すべき事項がわからず、どこを比較して判断すればよいか不安な方もいるでしょう。

購入前に、必要十分な性能・作業内容に見合う画面サイズ・端子や通信方法など、チェック項目を整理する必要があります。

本章では、パソコンを購入する前に確認すべき要点を丁寧に解説します。

用途に対して性能が十分か確認する

モバイルパソコンやノートパソコンを購入する前に、用途に対して性能が十分か確認することが重要です。

スムーズな動画再生や編集・ゲームプレイやプログラミングを行いたい場合、CPUやメモリ・ストレージなど性能が低い機器を選択すれば、作業効率が低下してストレスがかかります。

一方文書作成や動画閲覧などをメインで使用する場合、不相応な高スペックパソコンを購入してしまうと性能を持て余すだけでなく、予算オーバーしてしまいます。

使用目的を明確にして費用とも照らし合わせながら、用途にあった性能のパソコンを十分に検討しましょう。

作業内容に合う画面サイズを確認する

作業内容に合う画面サイズも、パソコンを購入する前に確認したい項目です。

例えば、パソコンを持ち歩いて外部で文書作成したい場合は、14インチ程度のモバイルパソコンや15.6インチのノートパソコンが向いています。

画面サイズが抑えられているパソコンはキーボードも小さいため、タイピングがしにくいことを考慮しなくてはいけません。

文書作成もゲームプレイもストレスなく行いたい場合は、16インチ以上のノートパソコンが適切です。16インチ以上だと持ち運びにくく、一箇所に設置して作業することになります。

画面の見やすさのみを考えるのではなく、作業内容や作業を行いたい場所・効率も念頭に置いて検討する必要があります。

端子や通信方式を確認する

端子や通信方式も、モバイルパソコンやノートパソコンを購入する前に確認しなくてはなりません。

モバイルパソコンや画面サイズを抑えたノートパソコンは軽量化と携帯性を達成していますが、そのぶん端子の数は限られています。

モバイルパソコンの端子はUSB Type-C・Type Aのほか、音声を出力するHDMI端子やオーディオジャックがあります。

ノートパソコンの端子は、USB Type-C・Type-A・HDMI端子・データ転送可能なThunderbolt・SDカードスロット・LAN端子などです。

外部モニターや周辺機器を接続するための端子の数や種類は、購入前に確認しましょう。

また、モバイルパソコンやノートパソコンの主な通信方式はWi-Fiとモバイルデータ通信です。

モバイルデータ通信はSIMカードが内蔵されて、単体でインターネットにつなげられるタイプです。SIMフリーはカードを挿入する必要があるため、前もって準備しましょう。

モバイルパソコンとノートパソコンを予算内で検討したいとき

モバイルパソコンやノートパソコンの購入を考えたとき、予算の都合で希望するスペックのモデルが買えないと悩んでいる方もいるでしょう。

パソコンの個体差には理由があり、価格を抑えて購入する方法があります。本章では、同スペックでも価格差が生まれる理由・不要な付属サービスを省く方法を説明します。

同じ性能での価格差を確認する

同じ性能のパソコンでも価格差が生じることがあるため、事前確認が必要です。

性能だけでなくさまざまな要素が影響するため、同じスペックのパソコンが同じ価格になるとは限りません。価格に影響する要素は以下の3つです。

• 開発コスト
• 部品コスト
• サービス

パソコンを開発する過程で、冷却装置や高速で作業するための機能をしっかり搭載すると、高額になる傾向があります。装置や機能のレベルによって価格に差が生まれます。

外観や重量・堅牢性を高めようとすると高額の部品を使わなくてはなりません。画面を見やすくするため高性能な液体パネルにした場合も同様です。

バッテリーの性能も価格に影響します。また、故障や修理の保証・サービスもコストが高まる原因です。

不要な付属サービスを省く

パソコンの価格を予算内に収めたい場合、不要な付属サービスを省きます。検討すべき付属サービスは以下の3つです。

• Microsoft office
• セキュリティソフト
• 指紋認証

Microsoft officeは資料やレポートなどを作成するには有用ですが、インターネットやゲーム・動画鑑賞などをメインにパソコンを使用する場合は不要かもしれません。

またMicrosoft officeは無料のGoogleドキュメント・スプレッドシート、Libre office、WPS officeなどで代用すれば価格を抑えられます。

セキュリティソフトは、インターネットを頻繁に利用したり個人情報を扱ったりしている場合は重要です。

しかし、インターネットに接続しない場合・OSが新しい状態のときは、標準機能で対応可能でしょう。実際の利用状態とあわせて検討する必要があります。

指紋認証はセキュリティ向上やパスワード入力の省略など利点はありますが、システムを導入している機器はそのぶん高額になる傾向があります。

付属サービスは利点と欠点を把握し、用途も考慮して慎重に検討することが大切です。

中古も選択肢に入れる

パソコンを予算内で購入したい場合、中古も選択肢に入れることも方法の一つです。中古で購入する際のメリットは以下に3つ挙げられます。

• コストパフォーマンスがよい
• 特定の機器が手に入る
• 不要なソフトは入れない

中古パソコンは購入・使用済みの機器のため、コストパフォーマンスが高いことが特徴です。

また、以前使用していたものと同タイプや使用したい機能など、特定の機器を手に入れやすいことも中古のメリットです。

新品のパソコンには企業関係のアプリのような不要なソフトが入っていますが、中古は必要なソフトのみ導入されています。動作が重くならず、効率的です。

中古パソコンは使用感やバッテリー劣化などのデメリットもありますが、予算内で性能を確保する重要な手段です。

モバイルパソコンとノートパソコンを費用を抑えて購入するなら

モバイルパソコンとノートパソコンは、それぞれの特徴を把握して目的と用途を明確にしたうえで、検討する必要があります。

読者は費用を抑えながら性能も妥協したくない方、中古に興味はあっても品質面で不安を抱えている方もいるでしょう。

新品では高額なパソコンですが、中古パソコンならば費用を抑えるだけでなく、企業の工夫で品質面を担保しつつ購入することができます。

私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、豊富なネットワークを駆使して中古パソコンを直接仕入れています。

中間業者を介さないため、高品質なパソコンを半額に近い値段で提供することが可能です。

また、全台データ消去・動作確認・クリーニング済みの機器であり、自社ECサイトで直接購入・使用できます。そのため個人・法人いずれにもメリットが大きいといえます。