パソコンを初期化するとオフィス(Office)は消える?初期化前の注意点や復旧方法を解説
パソコンを初期化するとOffice(Word・Excel・PowerPoint)が消えてしまうのではないかと不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
初期化は動作の改善やトラブル解消に役立つ一方でソフトの扱いがどうなるのかわかりにくいのが悩みどころです。
結論としてOfficeが残るかどうかはライセンスの種類と初期化の方法によって異なります。
本記事では初期化によるOfficeへの影響や消えた場合の復旧方法、初期化前に必ず確認する注意点をわかりやすく解説していきます。
パソコンを初期化するとオフィス(Office)は消える?
パソコンを初期化したときにOfficeが消えるかどうかはOfficeのライセンス形態と初期化の方法によって変わってきます。
Officeがそのまま使えるケースもあれば、再インストールや再認証が必要なケースもあります。
初期化には個人ファイルを保持する方法とすべて削除する方法の2種類があり、選んだ方法によってOfficeが引き継がれるかどうかが決定される仕組みです。
このように初期化すると必ずOfficeが消えるわけではありませんが、条件によっては再インストールやライセンス認証が必要になるため、あらかじめ仕組みを理解しておくことが大切です。
初期化によるオフィス(Office)への影響
パソコンを初期化するとOfficeの表示や利用状況がかわることがあります。初期化方法によって残るデータの範囲が異なるため、Officeが消える場合とそのまま利用できる場合があります。
初期化後に再度サインインが必要になるケースもあり、Officeの利用再開までに手順を踏む必要がでてきます。
まずはどの初期化方法を選ぶかによっての違いを知っておくことが大切です。
個人ファイルを保持して初期化した場合
個人ファイルを保持して初期化するとアプリや設定の一部が引き継がれるため、Officeがインストールされていた場合は初期化後もそのまま使えるケースもあります。
ただし、Officeの種類によって動作が異なる点については注意が必要です。Microsoft365のようにアカウントと紐づいているタイプは再び使いやすい一方で、パッケージ版やプレインストール版ではライセンス再認証を求められる場合があります。
すべて削除した場合
すべて削除するを選択するとパソコンが初期状態に戻り、インストールされていたアプリは一度消えることになります。
この方法ではOfficeも削除されるため、初期化後に再インストールが必要になるケースがほとんどです。
Microsoft365のようにアカウントで紐づいているタイプはサインインすれば再び利用できることがありますが、プロダクトキーが必要な種類もあるため初期化前にライセンス形態を確認しておきましょう。
パソコンの初期化でオフィス(Office)が消えたら復旧できる?
初期化後にOfficeが見当たらない状態でも、もとのライセンス形態が残っていれば再インストールや再認証で再開できます。
一方で、ライセンスの種類が確認できない状態になると復旧までに追加の作業が必要になります。
まずは所有しているライセンスの種類を把握し、再開に必要な情報がそろっているかを確認すると復旧の流れが整理しやすいです。
復旧できるケース
Officeが再び使えるかどうかはライセンスの種類によって変わってきます。次のようなケースでは初期化後も復旧できる可能性があります。
- Microsoft365のようなアカウントに紐づくタイプは初期化後にMicrosoftアカウントにサインインすれば再び利用できるケースがほとんどです。
- Officeの公式ホームページから購入したダウンロード版は、購入時に自動的にアカウントへ紐づけされるため再ログインすればインストールが可能になります。
- パッケージ版で箱やカードのプロダクトキーを紛失せずに手元にあれば、初期化後に再インストールしてライセンス認証を行うことで復旧できます。
復旧できないケース
次のような状況では初期化後にOfficeをもとの状態へ戻せない可能性があります。
- メーカー付属のプレインストール版のOfficeだと再インストール用のデータやキーが付属していないことがあります。この場合は復旧が難しくなるかもしれません。
- パッケージ版やプレインストール版でプロダクトキーが必要になるタイプは、キーがないと認証できず復旧が不可能になる可能性があります。
- Office2013以前のアカウントとの紐づけが自動的にされないバージョンや紐づけがない場合は再インストールできないケースがあります。
私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、再セットアップ後にOfficeを使いたい方へ向けた選択肢もそろえています。
中古パソコンの取り扱いに際しては、機種の状態だけでなく利用予定の環境に合わせて製品を選べる点が特徴です。
出荷前に動作確認や初期設定を行い、過度な手間をかけずに使い始められる流れを目指しています。
初期化後にOfficeが認証できなかったり、パソコンの動作が重かったりすると買い替えを考える方もいるのではないでしょうか。
その際に必要な機能を備えたパソコンを落ち着いて選べる環境を整えてお待ちしております。
オフィス(Office)搭載パソコンの初期化前の注意点
初期化を始める前にOfficeの種類を確認しておくと作業がスムーズに進みます。Officeの種類やアカウント情報など必要なものは事前に用意しておきましょう。
また初期化後に必要なファイルデータが見つからない状態を避けるため、必要なデータはバックアップをしておくことをお勧めします。
バージョンを確認しておく
OfficeはMicrosoft365・パッケージ版・プレインストール版など複数の種類があり、それぞれ初期化後の扱いが異なります。
自身がどのバージョンを利用しているのか事前に確認しておくことが大切です。
ライセンスを確認しておく
Officeのライセンスはアカウントに紐づくタイプとプロダクトキーで認証するタイプがあります。
初期化を行う前にライセンス方式を確認しておくことで、再インストールするときに戸惑いにくくなります。
紐づいているアカウントを確認しておく
Microsoft365やダウンロード版Officeはアカウントに紐づいています。そのため初期化後の再認証にアカウントが必要です。
サインインに使用しているアカウントを忘れないようチェックしておきましょう。
アカウント情報の詳細を確認しておく
登録しているパスワード・メールアドレス・セキュリティ情報などアカウントに関係する内容を事前に整理しておきましょう。
初期化後にログインできないと復旧が難しくなるため、アカウント情報の控えを準備しておくことが大切です。
プロダクトキーを確認しておく
パッケージ版や一部のプレインストール版を利用している場合、再インストールするときにプロダクトキーが必要になります。
キーが手元にないとOfficeを再び使えないことがあるので、初期化前に必ず確認しておきましょう。
オフィス(Office)のファイルをバックアップしておく
WordやExcelなどのデータは初期化の方法によって削除されてしまう可能性があります。
外付けストレージやクラウドサービスなどにバックアップしておくことで、初期化後もスムーズに作業を行えます。
私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、用途に合わせたパソコンを選べるよう幅広い製品を取り扱っています。
初期化を検討しているものの、お持ちのパソコンでOfficeをそのまま利用できるか心配な方もいるのではないでしょうか。
購入後も心配なくご利用いただけるよう、事前チェックやクリーニングも徹底しております。
必要な作業環境を整えたいときや、買い替えで迷ってしまったときは一度ラインナップをご確認いただけると幸いです。
パソコンの初期化でオフィス(Office)が消えた場合の復旧方法
それぞれOfficeの種類ごとに復旧の手順は異なります。初期化後にOfficeが確認できないときは、焦らず落ち着いて手順を確認しましょう。
利用しているOfficeがどの種類に該当するのかを最初に確認しておくと復旧の際に迷いません。それぞれの復旧の手順を理解しておくことが大切です。
Microsoft 365の場合
Microsoft365はMicrosoftアカウントに紐づいて管理されるサブスクリプション型のOfficeです。
そのため、初期化によって一旦削除された場合でも再インストール後に同じアカウントでサインインするだけで再利用できる仕組みになっています。
プロダクトキーの入力は不要で、アカウント情報がそのままライセンスの認証として扱われます。初期化前にどのアカウントで契約しているかを確認しておくと復旧作業がスムーズです。
復旧の手順は下記のとおりです。
- office.comにアクセス
- 「サインイン」を選択、契約に使っていたMicrosoftアカウントでログイン
- 「インストール」をクリックしてOfficeを再インストール
- アプリを起動し、求められたらMicrosoftアカウントで再サインイン
この手順で自動的に復旧するので、プロダクトキーの入力は必要ありません。
パッケージ版の場合
パッケージ版のOfficeでは購入時に付属しているプロダクトキーを使って認証するタイプです。
初期化するとアプリが削除されるため、再インストールしてからプロダクトキーを入力し再度ライセンス認証を行う必要があります。
一部のパッケージ版ではMicrosoftアカウントと紐づけて使う形式に切り替わっていることもありますが、その場合はプロダクトキーとアカウントの両方を確認できると初期化後の復旧作業がスムーズになります。
復旧の手順は下記のとおりです。
- 再インストール用のOfficeセットアップへアクセス
- Microsoftアカウントでサインイン
- プロダクトキーを入力して、ライセンスをアカウントに紐づける
- 表示される案内に沿ってOfficeを再インストール
- アプリ起動後、必要に応じてログインまたはキー認証を行う
ポイントは初期化前にプロダクトキーを必ず控えておくことです。すでに紐づけ済みならキーなしで復旧できる場合もあります。
プレインストール版の場合
プレインストール版Officeは購入したパソコン本体にライセンスが付属しているタイプです。初期化の方法によって動作が変わります。
個人ファイルを保持の初期化ではOfficeが残るケースもありますが、すべて消去を選んだ場合はOfficeも含めて初期状態に戻ってしまいます。
そのため初期化後にOfficeを再び利用するには再インストールが必要です。
Microsoftアカウントと紐づいているモデルならログインで認証できますが、そうでないモデルはプロダクトキーを要求されることがあるため、初期化前にライセンス形態を確認しておくことが重要です。
復旧の手順は下記のとおりです。
- office.comにアクセスしてMicrosoftアカウントでサインイン
- 「サービスとサブスクリプション」で該当のOfficeが表示されているか確認
- 表示があればそのまま「インストール」から再インストールが可能
- 表示がない場合、パソコン購入時の案内やメーカーのサポートを確認し、プロダクトキーまたは再インストール手順を確認
- アプリを起動し、必要に応じてサインインまたはキー認証を行う
プロダクトキーを求められる場合もあるため、初期化前に確認しておきましょう。
パソコンの初期化方法
パソコンの動作が重くなったり不具合が続いたりする場合、初期化を行うことで解消できるケースがあります。
Windowsには標準でリセット(初期化)機能が用意されており、専門的な知識がなくても手順に沿って操作すればどなたでも実行が可能です。
初期化には個人ファイルを保持する方法とすべて削除して完全に初期状態に戻す方法の2種類があり、選ぶ内容によって復旧の方法が異なります。
どの方法を選ぶかによってアプリが残るのか消えるのかが決定されるため、事前に確認しておくことが大切です。
すべて削除を選択するとアプリやファイルが完全に消えてしまうため、必要なデータはバックアップをしておきましょう。
Windows10/11の初期化手順は下記のとおりです。
- スタートメニューを開く
- 「設定」を選択
- 「更新とセキュリティ」または「システム」を開く
- 「回復」を選択
- 「このPCを初期状態に戻す」を選択
- 「個人用ファイルを保持」または「すべて削除」を選択
- 初期化内容を確認し、「リセット」をクリック
完了するまでパソコンを操作せずに待機しましょう。個人ファイルを保持を選択した場合はロック画面(時計表示)が出れば完了です。すべて削除を選択した場合はWindowsの初回セットアップ画面が表示されます。
Windowsの初期化は複数回の再起動が生じますが、正常な反応ですので電源を切らずに完了画面になるまで待ちましょう。
パソコンの初期化でオフィス(Office)が消えてしまったら
初期化後にOfficeが見当たらないと不安になりますが、まず落ち着いてライセンス形態やアカウント情報を確認しましょう。
Microsoft365・パッケージ版・プレインストール版のどれなのかを確認し、再インストールやサインインの正しい手順を順番に行えば、復旧できるケースがほとんどです。
もし復旧がうまくいかない場合やパソコン自体の動作が不安定で買い替えを検討している場合は、Officeが確実に使える状態で提供されている中古パソコンを選ぶという方法もあります。
私たちブロードリンクの中古パソコン直販では、中古パソコンの問屋(卸)として大量仕入れを行い、一般小売店よりコストを抑えた価格設定を実現しています。
さらに出荷前に動作確認やクリーニングなどの品質チェックを徹底し、保証も付いているため初めて中古パソコンを購入される方でも不安を抱きにくい内容です。
「Officeがちゃんと使えるパソコンを選びたい」「できるだけコストを抑えながら信頼できる環境で作業したい」という方にとってブロードリンクの中古パソコン直販は信頼できる選択肢のひとつといえるのではないでしょうか。






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