10万円以下で買えるノートパソコンのメリット

10万円以下で買えるノートパソコンのメリットは、高コスパのモデルが手に入る点と経費計上しやすい点があります。

できるだけ安く購入したいと考えているけれど、10万円以下のノートパソコンだと性能が低いと思っていませんか。

では、なぜ高コスパのモデルが手に入るのか、経費計上しやすいのかを解説します。

高コスパのモデルが手に入る

10万円以下という高コスパのモデルが手に入りやすいのが、メリットの一つです。

パソコンの性能は年々上がっています。事務作業が中心で編集作業や大容量のデータ保存が不要な方や、インターネットの閲覧が中心という方には十分な性能のノートパソコンが購入可能です。

また、直販メーカーではパーツなどの仕様をカスタムできます。そのため、低価格でも性能の高いノートパソコンの購入が可能になるでしょう。

経費計上しやすい

個人事業主あるいは副業でノートパソコンの購入を検討している方もいるでしょう。

ノートパソコンを10万円以下で購入した場合、減価償却費として経費計上する必要がありません。消耗品費として経費に計上ができるため、節税にもなります。

なお、10万円以上は固定資産の扱いです。全額経費として処理できません。購入額と申告方法によって異なるものの、処理を計上することになります。

10万円以下で買えるノートパソコンを購入する際のポイント

10万円以下で買えるノートパソコンを購入する際のポイントは、次の4点です。

• 使い道を明確にする
• 利用者スキルや使用環境の想定
• 必要な機能やソフトを確認する
• 持ち運びが必要かを検討する

誰が、どのような理由で、どれくらい使用するのかを想定したうえで購入するとよいでしょう。では、それぞれ具体的に解説します。

使い道を明確にする

ノートパソコンの使い方を明確にしましょう。仕事用に使いたいのか、個人で楽しむために使いたいのか、あるいは家族共用で使いたいのかなどしっかりと使い道を明確にしておくのがポイントです。

使い道に合わせたノートパソコンを選ぶことで、10万円以下の満足できるノートパソコンの購入が可能です。

すべての性能が高いノートパソコンよりも、どのような機能が必要でどの性能が高いものを選ぶかによって金額は変わります。使い道をしっかりと明確にして比較・検討することで、より納得してノートパソコンの購入ができるでしょう。

仕事用にノートパソコンの購入を検討している方もいるでしょう。この場合も、しっかりと使い道を明確にするのが大切です。書類作成や表計算などを行う程度であれば、新品の高価な新型モデルでなくても問題はないでしょう。

仕事内容によっては高性能なパソコンが必要な場合もありますが、そうでなければメモリの容量を多くすれば動作を快適にできます。

利用者スキルや使用環境の想定

ノートパソコンを使う方のスキルや、使用環境の想定も行っておきましょう。あなた自身だけが使うのか、家族で使うのか、お子さんが使うのかによっても選ぶポイントが変わってきます。

お子さんが学習用にノートパソコンが必要になるケースも少なくありません。年齢によって異なる場合もあるでしょう。

パソコンスキルが必須の現在、自宅で使用する場面もあるかと思います。あまり低スペックのノートパソコンでは、時代遅れになるのも早いです。できるだけ長く使えるように、少し高めのスペックのものを選ぶのがおすすめです。

家族共有で使うケースの場合は、それぞれ使用目的が違ってくる可能性があります。家族それぞれが何に使用するかわからないため、家族全員が快適に使用できるノートパソコン選びは大きな課題となります。

この場合は、家族の中で不満が出やすいポイントを考えるとよいでしょう。使う人数によって異なることもありますが、ストレージの容量がポイントになります。

データを保存することが多いと容量不足になり、快適にパソコンを使えなくなる可能性もあります。ストレージの容量が大きいものを選ぶか、外付けのストレージを活用することで家族で使いやすいノートパソコン選びができるでしょう。

あなた自身だけが使う場合は、自分に必要なスペックのノートパソコンを選ぶことになります。10万円以下で購入を考えているのならば、自分には何が必要なのかしっかりと検討することが大切です。

必要な機能やソフトを確認する

必要な機能やソフトの確認は、ノートパソコン選びで重要なポイントの一つです。購入してから「あの機能がない」「見落としてしまった」といったことのないように、注意が必要になります。

例えば、仕事用にノートパソコンを検討する際にはMicrosoft Officeがインストールされているかどうかの確認が必要でしょう。WordやExcelが必要ならば、最初からインストールされているモデルのほうが価格的にお得なことがあります。

また、近年ではあまり使用する機会の少なくなった光学ドライブが搭載されているかどうかも確認しておきましょう。

近年DVDドライブやブルーレイドライブなどの光学ドライブが非搭載のノートパソコンが多く販売されています。価格が抑えられ、重量も軽くなります。使う機会が少ないのであれば、光学ドライブ非搭載のノートパソコンを選ぶのがおすすめです。

持ち運びが必要かを検討する

ノートパソコンの持ち運びが必要かどうかを検討しましょう。持ち運びできるのが、ノートパソコンの特徴の一つです。

色々な場所でノートパソコンを使いたい場合は、重量や持ち運びやすさなどを検討する必要があります。

持ち運びしやすいノートパソコンは、一般的に価格が高い傾向にあります。そのため、頻繁にノートパソコンを外出先へ持っていく方は、持ち運びやすさがポイントになるでしょう。

家の中で移動するだけやたまにしか外出先に持っていかないという方は、持ち運びやすさは気にしなくてもよいでしょう。ノートパソコンといっても、必ず持ち運ぶ必要はありません。

省スペースで利用できるのも、ノートパソコンのメリットです。

以上のようなポイントを抑えて、ノートパソコン選びを行うとよいでしょう。失敗してしまったと後悔する前に、しっかりと検討しておくことで10万円以下であなたに合ったノートパソコンが見つかるでしょう。

10万円以下で買えるノートパソコンのスペックの選び方

ノートパソコンのスペックについて、どの程度を選べばよいのかわからない方は少なくありません。そもそもスペックとは一体なにかよくわからないという方もいるでしょう。

スペックとは、パソコンの性能をいいます。スペックの高いパソコンほど、処理能力が高いです。

10万円以下で買えるノートパソコンを検討する際に、スペックの選び方がポイントになります。特にチェックしておくとよいCPU・メモリ・ストレージについて解説します。

CPU

CPUは、パソコンで特に重要なパーツです。パソコンの頭脳で、CPUの性能が高ければ複雑な処理も短時間で効率よくこなせます。

CPUには、インテルとAMDの2大メーカーがあります。どちらもCPUが高性能であればあるほどパソコン動作が快適です。ただし、高価なパーツのため使用用途に合わせたCPUを選ぶのがポイントです。

文書作成やネットサーフィン、動画視聴程度の用途であれば、インテル® Core™ i3以上・AMDRyzen3以上で問題ないでしょう。

ほかにゲームや動画編集・配信を行う場合は、インテル® Core™ i5、AMD Ryzen5以上のCPUがおすすめです。

メモリ

メモリとは、データを一時的に記憶・保管する役割があります。CPUと同様に、メモリの容量が多ければ多いほど複数の作業を効率よくこなせます。

複数のデータを開きながら作業するのであれば、8GB以上がおすすめです。4GBのメモリでもパソコンを動かす簡単な作業だけであれば問題ありません。

ですが、一度にどれくらいの動作が並行して行えるかを考えた場合は、8GB以上が日常使いに支障はないでしょう。より快適さを重視するなら、16GB以上を選ぶのも検討してみてはいかがでしょうか。

ストレージ

ストレージとは、データの保存場所です。ストレージの容量が多いほど、パソコンに保存できるソフトウェアや写真・動画が増えます。

ストレージにはSSD・HDDの2種類あります。

SSDは衝撃に強く、データの読み書きが早いのが特徴です。さまざまなパソコンに対応し、現在はSSDを搭載した商品が主流になっています。ただし、高額なため大容量のSSDを搭載すると予算を上回ってしまいます。

一方HDDは、衝撃に弱くSSDに比べると速度が遅いです。しかし、安価なためストレージを大容量にすることが可能です。

どちらもメリット・デメリットがありますが、ノートパソコンの場合はSSDがおすすめです。持ち運びせず据え置いて使用する場合は、SSDとHDDの両方を搭載しているノートパソコンを検討してみるのも選択肢の一つでしょう。

以上のCPU・メモリ・ストレージは、ノートパソコンを購入するうえで欠かせないポイントになります。

10万円以下で買えるノートパソコンの画面サイズの選び方は？

次に、ノートパソコンの画面のサイズを使用用途に合わせて選びましょう。

使用用途に合わせて選ぶのが大切です。画面が大きいと見やすいメリットがある反面、持ち運ぶ際には重く感じます。反対に持ち運びを重視する方なら、画面が小さく軽めのノートパソコンを選ぶとよいでしょう。

持ち運んで使用する方には、13.3インチ以下のディスプレイサイズがおすすめです。

自宅や職場で置いて使用する方なら、大きめのディスプレイサイズが見やすく使いやすいでしょう。

ノートパソコンをコスパ重視で安く買う方法

家計の負担を減らしたい、法人などで社員用ノートパソコンを入れ替えを検討しているなど、コスパよく購入したいと思うのは当たり前のことでしょう。

以前より低価格になってきたとはいえ、まだまだ手が出ない方や経費の無駄使いを抑えたいと悩んでいませんか。

コスパ重視で安くノートパソコンを購入したい方は、次の3点をチェックしてみるのがおすすめです。

• セール時期を狙う
• 補助金を活用する
• 中古品を選ぶ

では、この3点について更に解説します。

セール時期を狙う

ノートパソコンをコスパ重視で安く購入したいと考えているのなら、セールやキャンペーン時期を狙うのがおすすめです。セールが行われやすい時期は、次のとおりです。

• 決算前
• ボーナス時期
• 大型連休前
• 新商品発売前
• ブラックフライデー

このような時期は、パソコン販売店や家電量販店の情報をチェックしてみましょう。

また、新商品が発売される前も要チェックです。パソコンによって異なるものの、1月・5月・9月はパソコンのモデルチェンジが発表されることが多くなっています。

モデルチェンジといっても、性能があまり変わらない場合もあります。しかし、新モデルが販売され始めると旧モデルが売れ残る可能性があるため、価格を下げて販売することも少なくありません。

新商品発売やモデルチェンジといったキーワードをチェックしておくと、お得に購入できる可能性があるでしょう。

補助金を活用する

法人や企業で社用パソコンを買い替え、新しく導入したいけれども費用は抑えたいと悩んでいる方もいるでしょう。

ノートパソコンの購入に活用できる補助金をご存じですか。

業務効率化や電子化、テレワークといった働き方改革に繋がるため、国や自治体による補助金制度を活用するのがおすすめです。

国が実施しているIT導入補助金や、人材確保等支援助成金などを始めさまざまな制度があります。自治体独自の補助金制度もあるため、確認するとよいでしょう。

ただし、補助金活用には注意が必要です。どのような制度があり対象になるのかや、補助金の申請といった手間がかかってしまいます。また、制度をしっかりと理解していないと補助金を受け取れないという場合もあります。

そのため、補助金を活用してノートパソコンの買い替えなどを検討しているのであれば、申請の実績がある事業所に相談するのがよいでしょう。

中古品を選ぶ

中古品を選ぶことで、コスパ重視でノートパソコンを購入することができます。中古品といってもさまざまな種類があります。

選ぶポイントは、現行のモデルから2年以内に発売されたものです。現行モデルに近い性能を持つノートパソコンの購入が可能でしょう。

3〜5年前に発売されたものでも、基本的な作業には十分対応しています。ただし、性能やサポート面での制約が増える可能性があり、注意が必要です。

使用する目的や必要なスペックを満たしている中古ノートパソコンも、購入する際の選択肢に入れておくとよいでしょう。また、保証やアフターサービスがある販売店で購入するのがおすすめです。

ノートパソコンを中古で賢く買うコツ

中古品と見聞きすると、「すぐ壊れそう」「保証はあるのか」といった不安や心配を感じる方もいるでしょう。また、どのように購入するか迷っていませんか。

ノートパソコンを中古で賢く買うコツは、信頼できる中古販売店かどうかと保証やサポート体制を確認することです。

信頼できる中古販売店を利用する

信頼できる中古販売店を利用するのが、賢く買うコツの一つです。特にあまりパソコンに詳しくない方や初めて中古品を購入する方、法人などで大量に購入する場合は販売店選びが重要になります。

リサイクルショップや近年では個人売買で中古のノートパソコンを手に入れることが可能ですが、専門店での購入がよいでしょう。品質の管理がされているからです。動作確認やデータの消去など、しっかりと管理されている中古販売店を選びましょう。

保証やサポート体制を確認する

安心感を持って中古のノートパソコンを購入し使うためには、保証やサポート体制が重要です。保証期間や範囲、延長保証の有無、返品ポリシーを事前に確認するのがポイントです。

どうしても新品に比べて故障のリスクが高い中古品ですが、万が一のトラブルに備えて保証やサポート体制の充実している中古販売店でノートパソコンを購入するようにするとよいでしょう。

ノートパソコンを10万円以下で購入したいなら

ノートパソコンを10万円以下で購入したいなら、次のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

• 使用用途を明確にする
• 目的に合わせたスペックを選ぶ
• 信頼できる中古販売店で購入する

これだけで高コスパでノートパソコンを購入することが可能です。できるだけ費用は抑えつつ、目的にあった必要な性能を搭載しているノートパソコンを選びやすくなるでしょう。

中古ノートパソコンでも、保証やサービス体制が整った中古販売店があります。このような販売店を選ぶことでただ安いだけのものではなく、品質と安心感のあるノートパソコンを手にすることができるでしょう。