ノートパソコンは5万円以下で買える？

5万円以下でノートパソコンを買うことは可能です。ただし、新品と中古では選べる性能に大きな差があります。

新品だとCeleron搭載機やメモリ4GBの製品がほとんどで、Web閲覧や文書作成には使えますが、アプリケーションを同時に動かすと重くなりやすいです。

業務用途ではスペック不足を感じることもあります。一方、中古パソコンであれば、かつてのハイスペックモデルを5万円以下で入手できる可能性が高いです。

企業で使われているビジネスモデルは耐久性が高く、リース満了などで市場に出回るため、Core i5やメモリ8GB以上の構成でも5万円以下で見つかります。専門店なら動作確認やデータ消去も実施済みなので品質の心配はいりません。

ノートパソコンの使用用途別の必要スペック

ノートパソコンのスペックは、使用用途によって必要な水準が変わってきます。自身がどのような作業をするか明確にすれば、過不足のない性能を選べます。

用途に合わないスペックを選ぶと、動作の遅さや作業効率の低下につながるため、事前のチェックが欠かせません。ここでは4つの用途別に、必要なスペックの目安についてお伝えします。

普段使い

普段使いは、Web閲覧・メール・動画視聴・SNSなど軽い作業がメインです。この用途であれば、CPUはCeleronやCore i3クラス、メモリは4GB以上で十分対応できます。

ストレージはSSD128GB以上あれば、起動がサクサク動きます。画面サイズは持ち運び重視なら13〜14インチ、自宅での使用が中心なら15.6インチが使いやすいです。

5万円以下の新品モデルでも、普段使いレベルなら十分な選択肢があります。中古ならさらに上位のスペックを狙えるため、将来的に使い方が広がっても対応可能です。

ビジネス

ビジネス用途では、文書作成・表計算・プレゼン資料作成・ビデオ会議などが中心になります。

テレワークが普及した今、業務用パソコンにはセキュリティと安定した動作性能が求められます。CPUはCore i5以上、メモリは8GB以上がおすすめです。

ストレージはSSD256GB以上あると、Officeファイルや業務データを余裕をもって保存できます。

画面サイズは13〜14インチが携帯性と作業効率のバランスに優れていて、出張や外出がある方に向いています。

5万円以下で新品のビジネスモデルを見つけるのは難しいです。ただ、中古市場ではリース落ちの法人向けモデルが豊富に出回っているため、選択肢は広がります。

クリエイティブ

写真編集・動画編集・イラスト制作などのクリエイティブ作業は、高い処理能力が必要です。CPUはCore i7以上、メモリは16GB以上が望ましく、ストレージも大容量データを扱うためSSD512GB以上は欲しいところです。

画面は色再現性が重要となるため、IPSパネル採用の製品を選ぶとよいでしょう。5万円以下でクリエイティブ用途に対応する新品を探すのは難しいですが、中古であれば型落ちのクリエイター向けモデルが予算内で見つかる場合があります。

ただし、高負荷作業を長時間行う場合は、冷却性能や消耗具合の確認も欠かせないポイントです。

ゲーミング

ゲーミング用途では、3Dグラフィックスをなめらかに描画するための専用GPUが欠かせません。NVIDIA GeForceやAMD Radeonなどのグラフィックボード搭載モデルが必要で、メモリも16GB以上は欲しいところです。

ストレージはゲームのインストール容量を考えると、SSD512GB以上が望ましいです。ゲーミングノートは発熱が大きいため、冷却機構もしっかりした設計を選ぶ必要があります。

5万円以下での購入は厳しく、中古でも本格的なゲーミング用途に対応するモデルは予算を超えることがほとんどです。軽めのゲームなら内蔵GPUでも遊べるので、プレイするタイトルに応じて判断してください。

5万円以下のノートパソコンの後悔しない選び方

5万円以下のノートパソコンで後悔しないためには、価格だけでなく複数のポイントを見ておくことも大切です。

CPUやメモリといった基本スペックに加え、画面サイズや保証内容まで総合的にチェックすれば、自身に合った1台を見つけやすくなります。ここでは、購入前に押さえておきたい7つのポイントを、それぞれ見ていきましょう。

CPUの性能を確認する

CPUはパソコンの処理速度を左右する大事なパーツです。型番を見れば性能の目安がわかるので、購入前にチェックしましょう。

Intel製ならCore i5以上、AMD製ならRyzen 5以上を選ぶと、たいていの作業は快適にこなせます。

CeleronやPentiumは低価格モデルに採用されることが一般的ですが、アプリケーションの同時使用には不向きな場合がほとんどです。

世代も重要で、同じCore i5でも第8世代と第12世代では性能差があります。型番の数字で世代を確認し、できるだけ新しいものを選ぶと長く使うことが可能です。

メモリ容量を確認する

メモリは同時に処理できるデータ量に関わります。業務用途では十分なメモリ容量の確保が大切で、4GBだと動作が重くなりやすいです。少なくとも8GBは選んでおきましょう。

Webブラウザで複数タブを開いたり、Officeソフトを使いながら違うアプリケーションを動かしたりする場合、8GBあれば快適に動作します。

動画編集やデザイン作業を行う場合は16GB以上が望ましいです。メモリは後から増設できるモデルもあるため、拡張性の有無も確認しておくとよいでしょう。

ストレージ容量を確認する

ストレージはデータの保存領域のことです。今はSSD搭載モデルが主流で、HDDと比べて起動時間やアプリケーションの読み込みが速いです。容量は少なくとも128GB、できれば256GB以上あるとゆとりを持って使えます。

128GBではOSやアプリケーションをインストールすると残り容量が少なくなり、データの保存に苦労する場合があります。写真や動画を多く扱う方は512GB以上を検討してください。

クラウドストレージを活用する方法もありますが、オフラインでの作業を考えると、ある程度の内蔵容量は確保することが重要です。

画面サイズを確認する

画面サイズは作業効率と携帯性のバランスに関わります。作業内容に応じた画面サイズを選ぶことがコツで、持ち運びの頻度が高いなら13〜14インチ、据え置きで使うなら15.6インチがちょうどよいです。

11〜12インチのモバイルモデルは軽くて持ち運びに便利ですが、長時間の作業だと画面が小さく感じることもあります。

表計算や文書作成をサクサク進めるには、ある程度の画面サイズが必要です。外出先では小型、自宅では外付けモニターに接続、という使い分けも考えてみましょう。

Office付きの場合は種類を確認する

Office付きモデルを選ぶ際は、搭載されているOfficeの種類を確認することも重要です。Microsoft Office Personal、Home & Business、Professionalでは含まれるアプリケーションが異なります。

Word・Excel・Outlookが必要ならPersonal、PowerPointも使うならHome & Businessを選んでください。

互換Officeや試用版が搭載されている場合もあるため、製品説明をしっかりと読む必要があります。

Microsoft 365のサブスクリプション版は常に新しい機能が使えますが、月額料金が発生します。業務で使用する場合は、取引先とのファイル互換性を考慮してMicrosoft純正製品を選ぶのが無難です。

必要な機能が付いているか確認する

用途に応じて必要な機能が備わっているかも見ておきましょう。Webカメラ・マイク・USB端子・HDMI端子など、業務や日常で使う機能の有無はチェック必須です。

テレワークで使うなら、カメラとマイクが搭載されているものを選んでください。USBポートの数や種類の確認も重要です。

外付けデバイスを多用する場合はポート数が豊富なモデルが便利です。Wi-Fi規格もチェックポイントで、Wi-Fi 6対応であれば高速な無線通信が可能になります。

SDカードスロットやDVDドライブの必要性も、自身の使い方に合わせて判断しましょう。

保証やサポートを確認する

購入後のトラブルに備えて、保証内容とサポート体制を確認しましょう。中古品を買うときは、品質確認と保証の有無が大切です。

新品ならメーカー保証が1年付くのが一般的です。中古パソコンの場合は、販売店独自の保証があるかどうかがポイントとなります。

初期不良への対応期間や故障時の修理対応、電話やメールでのサポート窓口の有無などを確認してください。保証がない、あるいは極端に短い場合は、故障時に全額自己負担になるリスクがあります。

5万円以下のノートパソコンの注意点

中古パソコンを購入できる場所はいくつかありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

実店舗は実機を確認できる反面、店舗維持費が価格に反映されるため、オンラインより高くなる傾向です。フリマアプリは価格が安いこともありますが、個人出品は品質にばらつきがあり、保証がないケースも存在します。

専門の直販サイトや問屋系の販売店であれば、製造年や外観のチェックが実施された製品を購入できるため、初めての方でも不安なく選べます。データ消去・動作確認・クリーニングの有無も、購入先を選ぶ判断基準です。

実店舗・ECサイト・フリマアプリ・専門の直販サイトなど、選択肢によって品質保証や価格が変わってきます。パソコン購入の際、自分が何を重視したいかで購入先を選ぶのがいいでしょう。

5万円以下でノートパソコンを買う方法

5万円以下でノートパソコンをお得に買うには、タイミングと購入先の選択が大切です。セールの活用と中古パソコンの検討が、予算内で高性能モデルを手に入れる2つの有力な方法となります。それぞれの特徴を押さえて、自身に合った方法を選びましょう。

セールを狙う

新品のノートパソコンを安く購入したい場合は、セール時期を狙う方法があります。年末年始・決算期・ボーナス時期は、各メーカーやECサイトで値引きが行われやすい時期です。ポイント還元を含めると実質5万円以下になるケースも存在します。

ただし、セール対象となる製品は在庫処分品や型落ちモデルが中心です。希望するスペックの製品がセールの対象になるとは限らないため、タイミングと運に左右される面があります。

欲しいモデルが決まっている場合は、価格推移をチェックしながら購入時期を見極めましょう。

中古パソコンから選ぶ

5万円以下で高性能なノートパソコンを手に入れたい場合は、中古パソコンが有力な選択肢です。

法人向けのビジネスモデルはもともと高い耐久性を持つ設計のため、中古であっても長く使えるものが多く存在します。

企業のリースアップ品は、使用期間が決まっているため状態のよいものが市場に出回ります。Core i5やi7搭載、メモリ8GB以上の構成が5万円以下で購入可能です。

信頼できる専門店で購入すれば、データ消去や動作確認が実施されており、品質面での心配も軽減されます。

中古パソコンを購入できる場所は？

中古パソコンを購入できる場所はいくつかありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

実店舗・ECサイト・フリマアプリ・専門の直販サイトなど、選択肢によって品質保証や価格が変わってくるため、自身が何を重視するかで購入先を選んでください。

実店舗の中古パソコンショップは、実機を確認してから購入できるメリットがあります。ただし、店舗維持費が価格に反映されるため、オンラインより高くなる傾向です。

ECサイトやフリマアプリは価格が安いことがありますが、個人出品の場合は品質にばらつきがあり、保証がないケースも存在します。

中古品を購入するときは、製造年や外観の傷・変形がないか、リコール対象になっていないかを確認しておきましょう。

専門の直販サイトや問屋系の販売店であれば、これらのチェックが実施された製品を購入できるため、初めて中古パソコンを購入する方でも不安なく選べます。

データ消去・動作確認・クリーニングが行われているかどうかも、購入先を選ぶ際の判断基準になります。

5万円以下のノートパソコンを購入したいなら

5万円以下で高品質なノートパソコンを手に入れたいなら、品質保証・動作確認・アフターサポートが整った専門店での購入がおすすめです。

フリマアプリや個人売買は価格が安い反面、トラブル時の対応が難しいケースがあります。

価格と品質のバランスを重視するなら、法人向けリースアップ品を扱う問屋系の直販サイトが狙い目です。