PCのメモリの価格が高騰している理由は?今後の見通しやSSDの価格についても解説
PCメモリの価格が急激な上昇を見せており、パソコンの購入やアップグレードを検討している方にとって深刻な問題となっています。
台湾の市場調査会社TrendForceによると、大手DRAMメーカーが抱える在庫は、2024年末時点では13〜17週間分ありましたが、2025年10月にはわずか2〜4週間分へと急減しています。
この供給不足は、生成AI向けデータセンター投資の拡大に伴うDRAMおよびNANDフラッシュメモリの需要増加が主な原因です。
本記事では、メモリ価格高騰の背景と今後の見通し、さらにSSDやHDDの価格動向についても解説していきます。
PCのメモリの価格が高騰している理由
PCメモリの価格高騰には、複数の構造的な要因が絡み合っています。
JETROのビジネス短信によれば、生成AI向けデータセンター投資の拡大がPCやゲーム機、スマートフォン向けDRAMの供給不足を引き起こしているとのことです。
16ギガビットDDR5の平均スポット価格は2025年9月20日時点で6.84ドルでしたが、12月1日には27.2ドルへと高騰しました。
この急激な価格上昇は、AI関連インフラへの投資拡大とメーカーの生産戦略の変化が主な要因です。
AI向けの需要が増えているため
メモリ価格高騰の主要な要因は、AI向け高帯域メモリ(HBM)の需要急増にあります。
韓国SKハイニックスによると、2026年向けのHBMはすでに売り切れたとのことです。
また、サムスン電子はサーバー用DRAMの契約価格を2025年9月と比較して最大6割引き上げました。
TrendForceの2026年メモリ価格予測レポートでは、AIサーバー需要がDRAMおよびNANDフラッシュ両市場における価格上昇の主要因になると分析されています。
クラウドサービス事業者によるAIインフラ拡大が供給不足を生み出し、サーバー向けDRAMに優先的に供給が回されることで、以下の分野向けDRAMの価格上昇を余儀なくされている状況です。
- PC向け
- モバイル向け
- コンシューマー向け
このような価格高騰が続くなか、新品にこだわらず中古パソコンを選ぶ方法も有効な対策の一つです。
中古パソコン直販では、中古パソコンの卸売としての仕入れ力を活かし、品質確認済みの中古パソコンを豊富に取り揃えています。購入前の相談から、購入後のサポートまで一貫して対応しているため、初めて中古パソコンを選ぶ方でも不安なく利用できます。すべてのパソコンはセキュリティ消去を実施しており、保証付きプランにも対応済みです。
一部のメーカーが消費者向けメモリ事業を縮小しているため
もう一つの重要な要因は、メーカーが高利益率のサーバー向け製品へ生産能力をシフトさせていることです。
Micron社は2026年に生産するHBMの大部分をAI関連企業へ優先供給する方針を固め、旧規格のDDR4およびLPDDR4については出荷を終了する旨を取引先へ伝達しています。
TrendForceのレポートによれば、サプライヤーは戦略的に生産能力を高マージンのサーバー向けアプリケーションにシフトさせており、これがほかのセグメントに影響を与えています。
グローバルDRAM市場においては、サムスン電子・SKハイニックス・Micronの3社が合計で9割超のシェアを握る寡占状態にあり、これらのメーカーの方針転換が市場全体に大きな影響を及ぼす構造です。
PCのメモリの価格の今後の見通し
今後のメモリ価格は、当面は上昇傾向が続く見通しとなっています。
米国格付け会社S&Pグローバル・レーティングによると、メモリの需給ひっ迫は2026年いっぱい継続する見込みです。
市場が安定に向かうのは早くても2027年から2028年頃になるでしょう。TrendForceは、2026年をメモリ価格が構造的な上昇局面へ移行する転換期と位置付けています。
消費者向け需要が伸び悩んでいても、AI市場の堅調さと生産能力の再配分により、メモリ市場全体で価格が広く上昇するとの見方です。
SSDやHDDの価格も上昇傾向にある?
メモリだけでなく、SSDやHDDといったストレージ製品も価格上昇の影響を受けています。TrendForceの2026年メモリ価格予測レポートによると、NANDフラッシュ市場においても価格上昇が見込まれています。
クラウドコンピューティング需要の急増に加え、HDD容量がボトルネックとなり、エンタープライズSSDの採用が進んでいるためです。
SSDの価格の動向
半導体サプライヤー各社は、利益率の高いサーバー向け製品へ生産リソースを意図的に振り向けており、その結果として他の市場セグメントへの供給が圧迫されています。
特にエンタープライズSSD市場ではHDD容量のボトルネックを補完する役割として需要が強まっており、この需要増加が消費者向けSSD価格にも上昇圧力をかけている状況です。
HDDの価格の動向
HDD市場においても、AIデータセンター向けの大容量ストレージ需要が価格に影響を与えているでしょう。NANDフラッシュとDRAMの両方で供給が逼迫する中、エンタープライズ向け大容量ストレージとしてのHDD需要も堅調に推移しています。
PCのメモリの価格高騰への対策
メモリ価格の高騰が続くなかで、消費者としてどのような対策を取れるかを検討することが重要です。
この長期化する価格上昇局面に対応するためには、購入時期の計画的な見直しや予算の確保、さらには新品以外の選択肢も視野に入れることが有効な戦略となるでしょう。
時期に余裕をもって購入する
メモリ購入を検討している場合は、早めの購入計画を立てることが推奨されます。価格がさらに上昇する前にメモリを確保しておくことで、将来的なコスト増加を抑えられる可能性があります。
各メーカーの動向を見極めて対策する
メモリ市場の動向を把握し、メーカーの生産戦略の変化を注視することも重要です。どの規格のメモリがより入手しやすいか、どのタイミングで購入すべきかの判断材料を得ることができるでしょう。
値上げを想定した予算を確保しておく
今後も価格上昇が続く見通しであることから、あらかじめ余裕を持った予算計画を立てておくことが賢明です。現在の相場よりも高い価格を想定した予算を確保しておくべきです。
中古パソコンを購入する
新品パソコンの価格上昇に対する有効な選択肢として、中古パソコンの購入があります。中古パソコンであれば、メモリ価格高騰前に製造された製品はお手頃な価格で入手できる可能性があるでしょう。
中古パソコンを購入できる場所
中古パソコンはさまざまな販売チャネルで購入することが可能です。信頼できる販売元を選ぶことが大切になります。
中古パソコン専門のインターネットショップ
中古パソコン専門のインターネットショップでは、品質管理された商品を幅広い選択肢から選べる点が特徴です。
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中古パソコンを選ぶ際の注意点
中古パソコンを購入する際には、特に新しいOSへの対応状況とCPUの世代を確認する必要があります。
最新のOSに対応しているか
Windows11を実行するには、TPM2.0チップの搭載や特定のシステム要件を満たす必要があります。セキュリティの観点からも、Windows11対応機種を選ぶことが推奨されます。
CPUが古くないか
Windows11で動作保証されるIntel製CPUは第8世代以降となっています。中古パソコンを購入する際は、搭載されているCPUの型番と世代を確認しましょう。
PCのメモリ高騰には中古パソコンで対策を
PCメモリの価格高騰は、AIデータセンター需要の急拡大とメーカーの生産戦略転換によって引き起こされています。
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